区間案内
去る5月23日に行われた今回の旅行。その目玉は、東京近郊区間の運賃特例を利用したいわゆる大回り乗車です。
では簡単に「大回り乗車」について説明しましょう。
本来、当然切符は目的地まで、自分の経由する経路の代金を支払って買わなければなりません。
例えば上野から仙台に常磐線経由で行く時のことを考えてみましょう。
上野〜仙台は、最短経路である東北本線の場合は348,2kmですので運賃は5780円で済みます。
ですが、常磐線経由では362,9kmですので常磐線を利用する場合は運賃を6090円払わなければなりません。
これが大原則です。
しかしこの原則を無視して、目的地までの切符(大抵は最安となる最短距離ですが)を買えばどの経路を経由しても(どれだけ大回りしても)いいという例外的な区間が存在します。
それが、東京・大阪・福岡・新潟に設定されている大都市近郊区間というわけです。但し、この大回りにも当然条件があります。
条件1:環状線一周を超えないこと(=一筆書きのルートであること)
2:途中下車をしないこと(ちょっと弁当を買いに駅前のコンビニまで、とかは不可)
3:日を跨がないこと(近郊区間内での最長の片道区間には合計1152.6kmなんてルートも存在するようですが、一日では到底無理ですね…)
とまぁ重要なのはこんなところです。これを踏まえて設定した今回の旅行の経路がこちら↓(JR東日本のホームページから引用したものに経路を追加)
このうち、鉄研メンバー全員で行動するのは錦糸町から新松戸です(のはずだったのですが、なんやかんやあって皆が集まったのは蘇我でした)。
序章:決戦、第1新歓旅行
西荻窪〜(中央・総武緩行線)〜錦糸町
錦糸町〜(総武本線)〜千葉
第二章:見知らぬ、房総
千葉〜(内房線)〜館山
館山〜(内房線)〜安房鴨川
第三章:軌跡の価値は
安房鴨川〜(外房線)〜大網
大網〜(東金線)〜成東
第四章:雨、抑止した後
成東〜(総武本線)〜松岸
松岸〜(成田線(松岸本線))〜成田
第五章:最後のチ葉
成田〜(成田線(我孫子支線))〜我孫子
我孫子〜(常磐緩行線)〜新松戸
終章:武蔵野線の闇の中で
新松戸〜(武蔵野線)〜西国分寺
西国分寺〜(中央線)〜吉祥寺
タイトルはエヴァのパロディです。気にしないで下さい(笑)